優しい甘さのうぐいす餡をコクのある羊羹で包んだ甲斐の銘菓”くろ玉”で知られる澤田屋さん。
この度、甲府市中央の本店カフェリニューアルに伴い、新しい制服をkashukaがデザイン・制作いたしました。
立地や客層、長く愛される老舗の品格を尊重するのはもちろん、現場を支えるスタッフさんが日々の業務で動きやすくお手入れもしやすい事、コスト面からも幅広い年齢・体型をカバーできるワンサイズのユニフォームを、リクエストいただいた割烹着から展開してデザインいきました。
割烹着というと袖口にゴムのある長袖を連想しますが、年齢によって厚みに差が出やすい一つが腕周りなので、袖なしに、ネックラインは少し広めに取り、着丈は動きやすい膝上にして問題を解決すると同時に、サイズ展開が絶対に必要なインナーとボトムは既製品にすることでそれぞれの方によりフィットするユニフォームを提案させていただきました。
インナーは季節で半袖・長袖と変えていただきます。
ベースができたところでいくつかのデザインの中からより機能的でサイズ調節しやすく、イメージに合ったものを選んでいただきました。ネックラインに沿うきれいに合わせたスタンドカラー、シャツのようなヨーク×タック、そして、サイドの曲線的なライン…とこだわりも、要素もたくさん詰め込み込みましたがテイストを統一してすっきりさせました。
左胸にはチャコールグレーで「澤田屋」のロゴが入っています。
生地は、しわになりにくく色褪せにくい、イージーケアのポリエステル×再生ポリエステルのエコ素材を使用しています。セージグリーンに同系色の違う糸がミックスされた奥行きのあるメランジ調のテキスタイルは、化繊と思えない滑らかな質感も合わさり、洗練された上品な内装にぴったりなユニフォームに仕上がりました。
ユニフォームに淡い色を選んだので、ドリンクを作る際にシミが付かないようにカフェスタッフ用のエプロンも作りました。
こちらは、著者本「シンプルシックな大人服」よりドレスエプロンをユニフォームに合わせショート丈にしました。高密度のナイロン×コットン生地なので撥水ではありませんが、多少水や汚れにも強いです。シックなユニフォームとな対比が面白く仕上がりました。
こちらは左裾にセージ色でくろ玉をモチーフにした「●●●」のロゴが入っています。
エプロンを着用した際にはユニフォームのロゴが隠れるように計算されています。
皆さんに沢山着てもらって澤田屋さんのお菓子のように長く愛される存在なったら嬉しいです。
澤田屋本店カフェは、5月29日(水)〜6月7日(金)プレオープンを経て、6月8日(土)、9日(日)グランドオープンです。
澤田屋本店
山梨県甲府市中央4-3-24 [地図]
電話: 055-235-1331
営業時間: 9:00-18:00
定休日:元日・毎週火曜日